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【マット加工の比較】理想の質感を叶える容器選び

マット加工とは

マットな質感(光沢を抑えた仕上がり)は、時代を問わず支持される定番表現でありながら、近年では「洗練」や「モダン」を象徴するデザイン要素として、より重要視されています。

テカリを抑えた落ち着きのある表情は、ブランドに上品さや知性を与え、ドクターズコスメやクリーンビューティー製品とも高い親和性を持ちます。

また、光を過度に反射しないことで製品本来の色味を美しく見せられるほか、指紋が目立ちにくく清潔感を保ちやすい点、さらにソフトタッチ加工などによる滑りにくさや「しっとり」「さらさら」とした独特の触感によって、使用時の満足感や実用性を高められる点も大きな魅力です。

マット加工の種類

ひとえに「マット加工」といっても、その質感を表現する方法はなんと9種類にも及びます。
さらに、選ぶ加工方法によって、対応できる容器の種類や材質もさまざまです。
このページでは、それぞれのマット加工の特徴をご紹介します。

マット加工の紹介

フロスト調マスターバッチを使用したボトルの写真
フロスト調マスターバッチ
対応する容器
ボトル エアレス

成形時に樹脂と一緒に練り込むだけで、表面に微細な凹凸構造を形成し、「曇りガラス」のような透け感を表現できることが魅力です。
また、曇り度合いはマスターバッチの量で調整ができ、添加量が多くなるほど曇りが強くなります。

特徴

マット塗装に比べ、しっとりではなくサラサラとした手触り。指紋が付きづらいのが特徴です。
ぼんやりと中が透けて上品な透け感を表現することができます。

マスターバッチの容器写真
工程

成形

完成

黒:原料、 青:フロスト調マスターバッチ

材質(成形方法)
PET
  • インジェクションストレッチブロー
  • ダイレクトブロー
  • インジェクション
AS
  • インジェクション
メリット

原料を練り込み、成形すればフロスト調になるので、マット塗装などの二次加工にかかる手間もコストもカットできます。

その他
  • 「カスミ」や「ミスティ」など、原料メーカーによって呼び方が異なります。
  • 不透明かつマットな質感の商品をご検討の場合は、もともとマットな風合いを持つPE容器を採用することで、コストを抑えながらマットな質感を実現できます。
比較写真
比較画像

マスターバッチ使用量 左から(0%,10%,15%,20%)

比較画像②

ナチュラル(左)、マスターバッチ(中央)、
光拡散剤(右)

フロスト調マスターバッチの種類
光拡散剤
光拡散剤

ベースとなる樹脂とは異なる屈折率を持つ微小な粒子を主成分としています。
これを成形時に樹脂へ添加することで、内部を通過する光が粒子に当たって乱反射し、光を柔らかく散乱させる仕組みです。
表面的な加工ではなく、樹脂の内部から光を散乱させるため、奥行きと温かみのある柔らかなマット調の外観を表現できます。

フロストマスターバッチ+偏向パール着色(MARURU)
フロストマスターバッチ+偏向パール着色(MARURU)

光を柔らかく散乱させるフロスト効果に、角度によって色が変わる偏光パールを組み合わせた着色手法です。
成形時に添加することで、マットな質感の奥からパールの繊細な色味が浮かび上がります。
内側から発光するようなオーロラ調のベールを纏い、幻想的で高級感のある外観を表現できます。

フロスト調マスターバッチの種類
光拡散剤
光拡散剤

ベースとなる樹脂とは異なる屈折率を持つ微小な粒子を主成分としています。
これを成形時に樹脂へ添加することで、内部を通過する光が粒子に当たって乱反射し、光を柔らかく散乱させる仕組みです。
表面的な加工ではなく、樹脂の内部から光を散乱させるため、奥行きと温かみのある柔らかなマット調の外観を表現できます。

フロストマスターバッチ+偏向パール着色(MARURU)
フロストマスターバッチ+偏向パール着色(MARURU)

光を柔らかく散乱させるフロスト効果に、角度によって色が変わる偏光パールを組み合わせた着色手法です。
成形時に添加することで、マットな質感の奥からパールの繊細な色味が浮かび上がります。
内側から発光するようなオーロラ調のベールを纏い、幻想的で高級感のある外観を表現できます。

マット原料を使用したジャー
マット原料
対応する容器
ボトル ジャー キャップ

樹脂そのものに艶消し剤があらかじめ配合されているため、特別な後加工を必要としません。
削れても、傷ついても、中まで同じマット感が続くため、耐久性が求められる製品に向いています。

特徴

優しく手に馴染むしっとりとした滑らかな質感で、成形品においてマット感が出ます。

マット原料の写真

N(左)、マット原料(右)

工程

成形

完成

青:マット原料

材質(成形方法)
PP
  • インジェクション
PE
  • ダイレクトブロー
メリット
  • 成形時にマット調になるため、納期短縮やコスト削減が見込めます。
デメリット
  • キャップの裾、ゲート付近が艶っぽくなります。
マット原料の種類
アイスクリーム着色
アイスクリーム着色

乳白色ベースのパステルカラー顔料に、マットな質感を組み合わせた着色手法です。
成形時に添加することでツヤを和らげ、内側までふんわり色づいたミルキーな発色を作り出します。
優しい質感とクリーミーな色合いが重なり、まるでアイスクリームのような可愛らしい外観を表現できます。

マット原料の種類
アイスクリーム着色
アイスクリーム着色

乳白色ベースのパステルカラー顔料に、マットな質感を組み合わせた着色手法です。
成形時に添加することでツヤを和らげ、内側までふんわり色づいたミルキーな発色を作り出します。
優しい質感とクリーミーな色合いが重なり、まるでアイスクリームのような可愛らしい外観を表現できます。

マット塗装を使用したボトルの写真
マット塗装
対応する容器
ボトル ジャー キャップ エアレス

成形品の表面に、光の反射を抑えるマット塗料を吹き付けることで艶を消し、マットに仕上げます。

特徴

テカリをなくし、しっとりとした上質な触り心地で高級感を表現することができます。
塗料によってマット感の表情を変えれますので、希望の表現が可能です。

マット塗装の容器写真
工程

成形

成形完成

塗装

完成

黒:原料、 緑:マット塗料

材質

PET / PP / PE / ガラス

メリット
  • 希望のマット感の表現が可能です。
マット塗装の種類
マット塗装+シトラスピール
マット塗装+シトラスピール

光沢を抑えるマット塗装に、柑橘類の果皮のような微細な凹凸を加えた表面加工です。
表面に塗布することで光の反射を和らげ、指先に馴染む心地よい立体感を付与します。
視覚的な落ち着きとオーガニックな手触りが重なり、洗練されたクラフト感のある外観を表現できます。

マット塗装+メジウム
マット塗装+メジウム

光沢を抑えるマット塗装に、透明なメジウム(ベース材)を組み合わせた表面加工です。
表面に塗布することで光の反射を和らげつつ、元の色味や素材感に透明感のある深みを付与します。
マット特有の落ち着いた質感のなかに、しっとりとした奥行きが生まれ、上品で洗練された外観を表現できます。

ネオンマット
ネオンマット

鮮やかなネオンカラーに、光沢を抑えるマット加工を組み合わせた着色手法です。
蛍光色特有の強い光の反射を和らげることで、まるで内側からじんわりと発光しているかのような柔らかな質感を付与します。
ビビッドな色合いの派手さを上品に中和し、ポップでありながらもスタイリッシュで目を惹く外観を表現できます。

滑りどめ
滑りどめ

光沢を抑えたマットな質感に、摩擦を高める特殊なコーティングなどを組み合わせた表面加工です。
表面に施すことでグリップ力を高め、濡れた手でも滑りにくいという高い実用性を付与します。
しっとりとした手馴染みの良い触り心地が加わり、機能性と洗練された上質な外観を両立できます。

マット塗装の種類
マット+シトラスピール
マット+シトラスピール

光沢を抑えるマット塗装に、柑橘類の果皮のような微細な凹凸を加えた表面加工です。
表面に塗布することで光の反射を和らげ、指先に馴染む心地よい立体感を付与します。
視覚的な落ち着きとオーガニックな手触りが重なり、洗練されたクラフト感のある外観を表現できます。

マット塗装
マット塗装

光沢を抑えるマット塗装に、透明なメジウム(ベース材)を組み合わせた表面加工です。
表面に塗布することで光の反射を和らげつつ、元の色味や素材感に透明感のある深みを付与します。
マット特有の落ち着いた質感のなかに、しっとりとした奥行きが生まれ、上品で洗練された外観を表現できます。

ネオンマット
ネオンマット

鮮やかなネオンカラーに、光沢を抑えるマット加工を組み合わせた着色手法です。
蛍光色特有の強い光の反射を和らげることで、まるで内側からじんわりと発光しているかのような柔らかな質感を付与します。
ビビッドな色合いの派手さを上品に中和し、ポップでありながらもスタイリッシュで目を惹く外観を表現できます。

滑りどめ
滑りどめ

光沢を抑えたマットな質感に、摩擦を高める特殊なコーティングなどを組み合わせた表面加工です。
表面に施すことでグリップ力を高め、濡れた手でも滑りにくいという高い実用性を付与します。
しっとりとした手馴染みの良い触り心地が加わり、機能性と洗練された上質な外観を両立できます。

マット蒸着を使用したディスペンサーの写真
マット蒸着
対応する容器
キャップ ディスペンサー

真空状態で金属を蒸発させて表面に付着させ、その上からマットな保護層を重ねます。

特徴

光を鈍く跳ね返す、削り出しの金属のような質感が特徴です。
単なるグレーやシルバーの塗装とは一線を画す、奥深い輝きの表現が可能です。

マット蒸着の写真
工程

成形

成形完成

蒸着+マット塗装

完成

黒:原料、 緑:マット塗料

メリット
  • 塗装では出せない、アルミやステンレスを削り出したような金属光沢が表現できます。
  • 「プレミアム感」を演出したい部分で使用に効果的です。
比較写真
マット蒸着比較写真

着色(左)、蒸着[ピカ](中央)、蒸着[マット](右)

マット箔を使用したジャーの写真
マット箔
対応する容器
ジャー キャップ エアレス

成形後、マット箔で転写加工します。

特徴

箔の層は非常に薄いため、手触りは非常に滑らかで、しっかりとしたマット感を表現できます。
マット調の箔を転写加工するため、継ぎ目が見えます。

マット蒸着の写真
工程

成形

成形完成

マット箔転写

完成

黒:原料、 緑:マット箔

デメリット
  • 巻き目が出ます。
  • 丸みのある形状のものは巻けません。
シボ付製品のジャーの写真
シボ付製品
対応する容器
ジャー キャップ ディスペンサー

金型表面に凹凸の模様をつける加工技術で、艶消しの表現が可能です。

特徴

シボの形状によってマット感は変わり、優しく手に馴染むしっとりとした滑らかな質感です。
キャビ側に凹凸をつけるので、コア側は艶です。

マット蒸着の写真
工程

成形

完成

黒:原料

メリット
  • 加飾費用がかからないため、コストを抑えられます。
  • リードタイムの短縮が可能です。
エラストマーを使用したジャーの写真
エラストマー
対応する容器
ボトル

ゴムのような性質を持つ樹脂で成形します。
樹脂とゴムの間のような質感を出すだけでなく、耐衝撃性や滑り止めのある仕上げになります。

特徴

しっとりとした手触りで、少し弾力があり手にしっかりと馴染みグリップ力があります。
硬いプラスチックにはない、弾力を感じさせる優しい光の反射が特徴です。

マット蒸着の写真

エラストマー(左)、PE(右)

工程

成形

完成

青:エラストマー

材質

PE(多層)

シュリンクを使用したボトルの写真
シュリンク
対応する容器
ボトル

艶消し処理を施したフィルムを熱で収縮させ、製品を密着包装します。
継ぎ目のないグラフィックとマット質感を同時に与えることができる、パッケージ一体型の加飾です。

特徴

ハードなザラつき感やしっとり感で従来のシュリンクラベルでは表現できない高級感を演出します。
見た目の美しさに加え、凹凸のある手触りで、視覚と触覚の両方からアプローチが可能です。
また、シュリンク包装はラベルを剥がしやすいため分別も用意です。ミシン目を入れればストレスなく剥がすことができます。

マット蒸着の写真
工程

成形

成形完成

シュリンク包装

完成

緑:シュリンク

材質

PET / PP

シュリンクを使用したボトルの写真
フロスト
対応する容器
ボトル ジャー

成形後に薬品で溶かして表面を荒らします。
素材を削ることで生まれる、最も「本物」に近いすりガラス加工です。

特徴

白く濁った本格的なすりガラスで、光を当てると、削り出された無数の角がキラキラと微細に瞬きます。

フロストの容器写真

スキ(左)、フロスト(右)

工程

吹製

吹製完成

フロスト加工

完成

緑:フッ酸・フッ化アンモニウム

材質

ガラス

フロストの種類
ハーフフロスト画像
ハーフフロスト

塗料を用いて表面の光沢を完全に抑える加工で、均一で深みのある発色と、モダンで都会的な高級感を演出します。
幅広い素材に対応しており、ブランドの世界観を「色」と「質感」の両面からダイレクトに伝えることが可能です。

インプロフロスト画像
インプロフロスト

ガラス表面を特殊な薬液で処理し、氷の結晶やウロコのような微細な模様を形成する独自のつや消し加工です。
一般的な均一のマット仕上げとは異なり、立体的で不規則な表面の凹凸が光を複雑に屈折・反射させる仕組みです。
マットな質感のなかに、まるで霜が降りたような独創的でぜいたくな光沢が生まれ、重厚感あふれるワンランク上の高級感を表現できます。

フロストの種類
ハーフフロスト
ハーフフロスト

塗料を用いて表面の光沢を完全に抑える加工で、均一で深みのある発色と、モダンで都会的な高級感を演出します。
幅広い素材に対応しており、ブランドの世界観を「色」と「質感」の両面からダイレクトに伝えることが可能です。

インプロフロスト
インプロフロスト

ガラス表面を特殊な薬液で処理し、氷の結晶やウロコのような微細な模様を形成する独自のつや消し加工です。
一般的な均一のマット仕上げとは異なり、立体的で不規則な表面の凹凸が光を複雑に屈折・反射させる仕組みです。
マットな質感のなかに、まるで霜が降りたような独創的でぜいたくな光沢が生まれ、重厚感あふれるワンランク上の高級感を表現できます。

マット加工の対応材質

紹介したマット加工には、適応する材質や加工不可の材質があります。
下記にそれぞれのマット加工のおすすめ材質を一覧で記載しています。

材質 対応可能なパーツ
フロスト調マスターバッチ PET / AS ボトル / エアレス
マット原料 PP / PE ボトル / ジャー / キャップ
マット塗装 PET / PP / PE / ガラス ボトル / ジャー / エアレス / キャップ
マット蒸着 - キャップ / ディスペンサー
マット箔 材質問わず ジャー / エアレス / キャップ
シボ付製品 - ジャー / キャップ / ディスペンサー
エラストマー PE(多層) ボトル
シュリンク PET / PP ボトル
フロスト ガラス ボトル / ジャー

マット加工については
以下よりお問い合わせください。

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