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意外と見落としがち?スキンケアアイテムの正しい保存方法

意外と見落としがち?スキンケアアイテムの正しい保存方法


 

どれほど上質なスキンケアも、その効果を支えるのは“成分の安定性”です。使用手順を守り、丁寧に使い続けていても期待した効果が最後まで感じられない。その理由は、保存環境にあるかもしれません。温度・湿度・光 —— それらのわずかな変化が、有効成分の化学的な安定性を少しずつ損なっていきます。美しさを支えるのは、日々のケアだけではありません。製品本来の力を保ち続ける「保存」という見えないケアにも着目してみませんか。

 

 

 成分の鮮度を損なう要因 

 



1. 空気(酸素)との接触


2. 熱・温度変化・光

3.直接の触れ込み

スキンケアアイテムのキャップを開けたままにしていませんか?開封後、空気中の酸素と触れることで酸化が始まり、有効成分の力が徐々に失われます。特に保湿クリームや乳液のような水分・油分を多く含むものは雑菌が増えやすく、品質の劣化や肌トラブルの原因に繋がります。


高温によって、有効成分や保湿成分が分解・蒸発・酸化しやすくなります。その結果、本来の効果が弱まることがあります。また、香料や油分が酸化し、独特の臭いが出たり、購入時と比べ色が変わる場合があります。これは劣化のサインなので見逃さないようにしましょう。


直接手で触れると雑菌や皮脂が混ざり、肌に使ったときにトラブルが起きやすくなります。使用後は必ずキャップを閉め、涼しい場所で保管しましょう。ジャータイプはスパチュラを使って清潔に取り出すのがポイントです。

 

 

 

酸化がもたらす化粧品と肌へのリスク 


製品劣化と肌ダメージは、酸化という見えない連鎖反応によって密接に結びついています。製品の鮮度を守ることは、肌の健康を守ることにも直結するのです。

 

 

1) 酸化による製品への影響

酸化によって油分や抗酸化成分(ビタミンC誘導体、ビタミンEなど)が攻撃され、過酸化物が生成されます。 特にクリームやオイルタイプは酸化しやすく、異臭・変色・粘度変化などが生じます。

 

2) 酸化による肌への影響

酸化した製品を使用すると、肌上で新たな酸化ストレスが発生します。過酸化物は角層細胞やバリア機能に影響を与え、乾燥・炎症・肌荒れを引き起こす可能性があります。結果として、肌老化が加速し、スキンケアの目的である「肌保護・保湿」と矛盾してしまいます。酸化によって油分や抗酸化成分(ビタミンC誘導体、ビタミンEなど)が攻撃され、過酸化物が生成されます。特にクリームやオイルタイプは酸化しやすく、異臭・変色・粘度変化などが生じます。

 

 


 【 酸化しやすい代表的な成分 】

 

1.ビタミンC(アスコルビン酸)

抗酸化・美白効果があるが、空気や光、熱に弱い。酸化すると茶色く変色し、効果も低下。

 

2.ビタミンA(レチノール)

シワ・たるみ対策に有効。空気や光で分解されやすく、効果が落ちやすい。

 

3.ビタミンE(トコフェロール)

抗酸化作用で肌を守る。酸化すると効果が減る。

 

4.フラボノイド・ポリフェノール類

植物由来の抗酸化成分。高温や光で酸化しやすい。

 

5.オイル・油脂成分

ホホバ油、スクワラン、植物油など。空気中の酸素で酸化して匂いや色が変化。高温時に分離することも。

 

6.香料・精油

自然由来の香りは酸化に弱く、変質しやすい。

 


美容液やアロマオイルは、茶色や青色の瓶に入って販売されていることがあります。これは、紫外線や光による成分の劣化を防ぎ、中身の品質を長く安定して保つためです。また、光や温度による化学変化を和らげる効果もあります。

 

 

 

 

 用途に適した容器のご紹介

 

製品の安定性を保つには、機能性とデザイン性を兼ね備えた容器を選択することが効果的です。

 

エアレス容器

空気に触れにくく酸化を防ぎ、最後まで清潔に使用可能。エアレス容器は、成分を守り、雑菌を防ぎ、最後まで無駄なく使えるのが大きなメリットです。特に、酸化しやすい美容液や高価な化粧品に向いています。

 


 

M-エアレス NJ-MA

手にしっかりフィットするスリムで握りやすい形状コンパクトサイズで、ポーチやバッグにもすっきり収まり、外出先でも手軽にスキンケアが可能です。
ポンプは打栓嵌合式を採用しており、キャップと本体がしっかり一体化。構造上の安定性が高く、押し心地も一定でスムーズに中身を取り出せる設計です。


 


 

OV-B-C AJ-OH

チューブ本体の外側にアウターボトルを備えたチューブ型エアレス。本体インナーは多層構造で内容物をしっかり保護し、アウターはPET材質を使用することで握っても潰れず安定してお使いいただけます。
天面がプッシュボタンになったエアレスジャー。天面を押すと、中央部から均一に内容物が吐出されます。クリームやジェルなどの粘度のある内容物でもしっかり吐出することが可能です。


 

 

デラミ容器(多層構造容器)

内側にバリア層を備えた多層構造により、外気や水分、光の侵入を防ぐ。中身の品質を長く保ちながら、高級感や使いやすさも兼ね備えた多層構造の容器です。

 


 

POU QUECERA

アウターのPETをN色に、インナーのPPを着色することで、硝子ライクな高級感のあるデザインを実現できます。デラミ容器が持つ高い内装のバリア性と組み合わせることで、機能性とデザイン性を兼ね備えた上質なプロダクトに最適です。  

肩から胴部にかけたやわらかく丸みを帯びた寸胴なフォルムが、親しみやすさを感じさせます。
シンプルながらすこし愛らしいシルエットが魅力です。

 


 

HK-S

内容物を押し出しやすくするため、また手に馴染むように設計されたくびれ形状が特徴です。このくびれにより握りやすさが向上し、片手でもスムーズに中身を取り出せます。

いつでもフレッシュな使い心地!デラミボトルご紹介(20250731投稿記事) https://www.glasel.jp/blogs/news/0731

 

 

スパチュラ付きクリームジャー

スパチュラを使うことで、手や空気との接触を減らし、雑菌の混入や酸化を防ぐため、クリームやバームの品質や有効成分の安定性を長く保ちながら、適量を取り出して使いやすくなります。

 


 

ARIA PLG2

底面カットが印象的なPETジャー。画像のデザインだけでなく、ブランドの世界観に合わせたオリジナルカットでの底面作成も可能です シャープな角のフォルムと重厚感ある素材感が特徴的の角型PETジャー。CAPと本体が面一に揃う設計により洗練された印象を引き立てます。

 

 


 

OTTO ATTO
ワンタッチCAP仕様で、片手でも簡単に開閉できるスマート設計。キャップを置く場所に困ることもなく、スキンケア中もストレスなくお使いいただけます。

20~200 mLまでの幅広い容量展開を持つ、2パーツ構造の丸型ジャー。シンプルなデザインだからこそ、ラベルや印刷、加飾を工夫することで表現が広がります。


 

※全て付属にスパチュラを付けることが可能です※

 

 

 

 

  最後に 

 

 

スキンケアの本当の力は、処方だけでなく、成分の効果を最後まで守ることにもあります。どんなに上質な成分でも、保存環境が整っていなければ、その力を十分に発揮することはできません。毎日のケアに、「正しい保存・保管」というひと工夫を加えてみませんか。

 

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