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ブランドの世界観を引き立てるフレグランス容器特集

香水(フレグランス)の主役は「香り」
その魅力をより美しく際立たせるのが、フレグランス容器です。手に取った瞬間の印象、吹きかける所作の心地よさ、空間に置いたときの佇まい。容器のデザインや質感は、香りの個性とブランドの世界観を大きく左右します。本記事では、香水づくりで押さえておきたいポイントとともに、香りを引き立てるおすすめのフレグランス容器をご紹介します。

香水(フレグランス)ブランドを立ち上げる際に気をつけたいこと

香水(フレグランス)ブランドを立ち上げる際に気をつけたいこと


1.コンセプトの設定

まずは「コンセプト設計」が最も重要です。香水にとって、ストーリーや世界観は欠かせない要素です。「誰に向けた香りか」(例:20代女性向け/ユニセックス など)
「どのような使用シーンを想定するか」(例:デート/オフィス/リラックスシーン など)
「季節感はどうか」(例:春の軽やかさ/秋冬の重厚感 など)
「ブランドの世界観と調和しているか」
このような点を踏まえ、まずはコンセプトを【言葉】で明確に定義していきます。

2.香りの設計

香水は三層構造で出来ており(トップノート・ミドルノート・ラストノート)、数時間後の残り香まで設計します。
フレグランスは主に「香料」「アルコール」「蒸留水」(そのほか安定剤や保湿剤など)で構成されています。その中に含まれる香料の割合を「賦香率(ふこうりつ)」といいます。賦香率が高いほど香りの持続時間は長くなり、低いほど短くなるのが特徴です。

賦香率によるフレグランスの種類

パルファン
15〜30%
5〜7時間
最も豪華で深みがあり、持続時間が長いのが特徴。 フォーマルな席に相応しい格調高いタイプ。
オードパルファン
8〜15%
5時間前後
パルファンとオードトワレの中間。 持続力はありながら軽さもあり、近年人気が高いタイプ。
オードトワレ
5〜8%
3〜4時間
カジュアルな感覚で、朝からでも気兼ねなく使える最もポピュラーなタイプ。
オーデコロン
3〜5%
1〜2時間
さらにカジュアルなタイプ。 スポーツ後や入浴後などに全身へ使えるライトな香り。

参考:日本フレグランス協会

3.原料選定・安全性の確保

香りは、“美しさ”と“安全性”の両立で成り立っています。香水は「雑貨」でなく、「化粧品」に分類されるため薬機法の対応が必要です。香水づくりにおける原料選定は、香りの印象だけでなく、品質やブランド価値を左右する重要な工程です。天然香料は奥行きや個性を演出できる一方で、価格やロットの変動が生じやすく、合成香料は安定性や再現性に優れています。多くの場合、両者をバランスよく組み合わせることで理想的な香りを実現します。
また、トップには揮発性の高い原料、ラストには持続性のある原料を選ぶなど、時間変化を前提とした設計も欠かせません。さらに、IFRA基準への適合やアレルゲン・光毒性の確認といった安全性対応、そして安定供給やコスト面の検討も重要です。原料選びとは、「良い香り」を探すことではなく、美しさ・安全性・安定性・ブランド戦略を総合的に設計するプロセスなのです。

  知っておきたい!光毒性について  
光毒性とは、成分が肌についた状態で紫外線(主にUVA)を浴びることで、赤みや炎症などの肌トラブルを起こす現象のことです。通常は問題なく使える成分でも、紫外線と反応することで日焼けに似た症状や色素沈着が生じることがあります。
特に一部の柑橘系精油に含まれるフロクマリン類は光毒性が知られており、現在は国際的な安全基準に基づいて使用量が制限されるなど、適切に管理されています。
正しい知識を持ち、強い日差しを避けるなど少し意識することで、香りをより安心して楽しむことができます。
柑橘系の香水ベルガモットベルガモットやレモン、ライムなど 

4.試作(調香)

プロの調香は、感性だけに頼る作業ではありません。まずコンセプトと香調設計に基づき、トップ・ミドル・ラストの構造を数値で組み立て、使用原料の配合比率を精密に設計します。そのうえでIFRA基準への適合を確認しながら試作を行い、ムエットでの時間変化評価、さらに肌上での発香テストへと進みます。体温や皮脂による香りの変化も検証し、甘さ・重さ・持続性・個性のバランスを細かく調整。必要に応じて何度も処方を修正し、最終的には温度変化や色調変化、沈殿の有無といった安定性まで確認します。調香とは、設計・検証・改良を重ねながら完成度を高めていく、極めて精緻なプロセスなのです。

ムエット

5.容器選定

重視すべきは、香りの世界観と一貫性をもった容器の選定です。ガラスの厚みやフォルム、質感や色味は、ブランドのポジションを視覚的に伝える役割を担います。さらに、気密性や遮光性を確保することで揮発や酸化を防ぎ、品質を安定的に保つ設計も欠かせません。加えて、手に取った瞬間の重みやキャップの開閉感といった使用時の体験価値も、リピートにつながる重要な要素となります。そして最終的には、量産時の充填適性や漏れ防止対策、輸送時の耐久性など、実務面まで見据えた総合的な設計が求められます。容器は、見た目・機能・品質管理を支える重要な香水つくりの要素のひとつなのです。

6.量産・販売

香水の完成は、調香で終わりではありません。量産・充填工程では、ロット規模の決定から充填テスト、吐出量の確認、漏れ検査、外観検品までを徹底し、試作品と同等の品質を安定的に再現できる体制を整えます。温度変化や輸送時の振動を想定した耐久確認も行い、出荷後のトラブルリスクを最小限に抑えます。その後は販売準備へと進みます。全成分表示や法規制表記の最終チェック、価格設計、流通チャネルの選定、販売資料やプロモーション計画の整備など、商品を市場に届けるための体制を構築します。香りの魅力を適切に伝えるストーリー設計も、この段階で重要な役割を果たします。

 まとめ 

華やかな商品の裏側には、
企画 → 調香 → 安全確認 → 容器設計 → 量産 → 販売
といった実務の積み重ねがあります。そのすべてを統合してはじめて、市場で選ばれる香水が生まれます。

 

安心して使える香りが出来るまで

香りは、国際的な安全基準の策定から、日本国内での運用・確認を経て、製品として私たちのもとへ届きます。多くの専門機関とメーカーが連携し、安全性を確かめながら丁寧につくられています。


参考:日本香料工業会

RIFM

科学研究機関

香料の安全性を科学的に研究する国際機関です。 毒性・刺激性・アレルギー性などを評価し、 科学的根拠に基づくデータを提供します。

IFRA

国際ルール策定

RIFMの科学データをもとに、 使用禁止成分の指定や使用量制限などの 国際基準(IFRAスタンダード)を策定します。

JFFMA

日本国内での実施・運用

IFRAスタンダードを日本国内に導入し、 法規制や市場実情に合わせた運用を行います。

日本の香料メーカー

基準遵守・適合証明

IFRAスタンダードを遵守し、 その適合を証明する「IFRA適合証明書」を発行します。

化粧品メーカー・OEM

製品化・品質管理

薬機法を遵守しながら製品化を行い、 成分表示や安全管理を適切に実施します。

いくつもの段階を経て確認・管理された基準が、香料メーカーや化粧品メーカーへと共有され、最終的に製品へ反映されています。私たちのもとに届く香りは、こうした国際的な取り組みと継続的な安全管理の積み重ねによって支えられているのです。 

おすすめのグラセル容器

香料の割合が高い香水(フレグランス)にガラス容器が適しているのは、品質保持と安全性の観点からです。ガラスは化学的に安定しており、アルコールや香料成分と反応しにくいため、香りの変質を防ぎ、長期間にわたって品質を保つことができます。また、におい移りや成分の吸着もほとんどないため、繊細な香りを守るのに適しています。さらに、透明感や重厚感のある外観は高級感を演出でき、ブランドイメージの向上にもつながります。

ラグジュアリーラインをご検討中なら

H-10596
ブランドの世界観を引き立てる、王道寸胴ボトル。安定感のある円柱フォルムと厚肉ガラスにより、高級感と安心感を両立。シンプル設計だからこそ、ロゴや加飾によって自在に世界観を構築できます。

王道香水瓶

H-10199
厚みを持たせたスクエアボトルは、シンプルなデザインだからこそ、ロゴや加飾をより美しく引き立てます。メンズをターゲットにしたフレグランスにおすすめです。

王道香水瓶

H-10036
なだらかな曲線を描くフォルムに、澄んだクリアガラス。清潔感とミニマルを兼ね備えた一本です。
軽やかでアクティブな香りの世界観にマッチします。

  どうしてプラスチック容器に入った香水が少ないの? 

見た目の美しさも理由のひとつですが、樹脂(プラスチック)は多孔質の素材であるため、香りを吸収・保持したり、逆に透過してしまったりすることがあります。さらに、香水の成分と樹脂が反応し、香水や容器の品質に影響を及ぼす可能性も否定できません。こうした影響を受けにくい材質として、実際の市場でもガラス容器が多く採用されています。


一方で、「ボディミスト」は香水とは異なり、化粧品(化粧水)に分類されます。そのため、樹脂容器に充填することも可能です。軽量で持ち運びやすく、日常使いしやすい点も魅力のひとつです。ボディミストには、日常使いしやすい50〜100mLサイズがおすすめです。

ボディミストのようなカジュアルラインをご検討なら

IBOU(アイボウ)-100
IBOU-100は、ツライチ仕様のオーバーキャップが美しく嵌合する設計。使いやすさと洗練されたデザイン性を兼ね備えたスタイリッシュなボトルです。

MARURU
ボトルとツライチになるOVCAPがポイントです。今後のサイズ展開として、30/50/80/100/120/150/200mLを予定しています。。

NSQ(写真右/中央)
デザイン設計にこだわり、すっきりとした佇まいとスマートな奥行き感を兼ね備えています。ジェンダーの枠を超えて愛される、使いやすい形状です。

  ボディミストもおすすめです!  

最近では、香りの良いボディミストも多く店頭に並ぶようになりました。 ボディミストは香水とは異なり、保湿成分や美容成分が配合されているものが多く、 香りを楽しむだけでなく、肌の乾燥対策といったスキンケアにも適しています。 フレグランスよりもやさしく香り、保湿もできるため、 日常使いしやすい便利なアイテムといえるでしょう。気分やTPOに合わせて、種類を使い分けてみるのはいかがでしょうか。


寝香水のイメージラベンダーリラックス効果のある「寝香水」も話題です。  

 

香りの世界観を広げる、その他のおすすめ容器


エムボトルラインボトル
アロマオイルやエッセンシャルオイルにおすすめのスポイト容器です。スタンダードな形状で使いやすく、ミニマルなデザインだからこそ、ブランドごとの個性を自在に表現できる一本です。


FR(写真右)
小容量にぴったりなジャー容器です。練り香水や香りの高いハンドクリームなどにいかがでしょうか。5/10/13/20/30mLとサイズ展開も豊富です。デザイン性の高いPET樹脂タイプでPFR(写真左)もございます。


KNF
ホールキャップを嵌合させリードスティックをセットすることで、香りをやわらかく空間に広げることが可能です。インテリアに自然に溶け込むシンプルなフォルムは、ブランドの世界観を損なうことなく演出いただけます。 


最後に

香りの完成度を高めるうえで、処方設計やブランドコンセプトの構築は欠かせません。その想いを最終的な製品価値へと昇華させるのが「容器」の役割です。噴霧の安定性や気密性といった機能面に加え、ブランドの世界観を静かに伝えるデザイン性。その両立が、フレグランスの印象をより確かなものにします。理想の香りを、理想のかたちへ。
他にも数多くの容器を取り扱っておりますので、どうぞお気軽にご相談ください。

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