DECORATION

デコレーション

データ入稿ガイド 入稿の基本
2026年5月21日

入稿データ作成に関する基本の流れと注意事項についてご説明いたします。

入稿について

1.データの形式について

入稿データはAdobe Illustrator(ai)形式にて作成してください。
また、ご入稿の際は、アウトラインをかけたaiデータと、内容の確認用にpdf形式で保存したデータの2つをお送りください。
※扇形印刷の場合はアウトライン前のデータもご提出ください。

原則として完全版下での入稿をお願いしておりますが、デザイン作成や修正などに関するご依頼・ご相談がある場合は、営業担当にご相談ください。
弊社作業環境はmacOS15/Illustrator2024-2026(ver.28-30)となります。保存データのバージョンはCC2020に対応しております。(※2026年5月現在)

2.印刷可能範囲の確認

容器はその形状や材質も様々ですので、デザインを印刷出来る位置や範囲もそれぞれ異なります。
各容器に対応した印刷範囲図のデータをご用意していますので、まずは営業担当にお問い合わせください。
また、一部の容器の印刷範囲図データは製品ページからダウンロードすることが可能です。

製品検索ページ

データはaiとpdfの2種をご用意していますが、内容は同じです。どちらのデータもAdobe Illustratorでの編集が可能ですので、そのままテンプレートとしてご使用いただけます。
Adobe Illustrator上で印刷範囲図データを開いていただき、表示されている範囲内に収まるようにデザインを作成してください。

印刷範囲図とデザインの配置について

レイアウト時の注意点

線の中心やアウトライン前の文字のベース位置を印刷範囲の端と合わせると、 実際の印刷デザイン部分が範囲からはみ出してしまうことがあります。
アウトラインをかけた状態で範囲に収まるよう、ご注意ください。

線がはみ出るケース

線のセンターを範囲の下限に合わせて、線の下半分が範囲から出てしまうケース

文字がはみ出るケース

英字のベースラインの下にはみ出す部分が範囲から出てしまうケース

円周印刷について

印刷の仕方は容器の形状や仕様により異なります。
角型やオーバル形状の容器は1面ごとに版を作成して別々に印刷しますが、円柱形の容器の場合は、表裏のデザインを繋ぎ合わせた版を作成し、ボトルを転がしながら全体のデザインを1工程で印刷しますので、円周に合わせて側面に回り込むように広く印刷することも可能です。

平面印刷と円周印刷

ただし、デザインを一周ぐるりと繋げて印刷することは出来ません
印刷はじめと終わりの間に数mmのアキを設けていただく必要があります。必要なアキの数値は容器によって変わりますので、都度ご確認ください。

表面・裏面のそれぞれ逆側から見えない横幅は円周の半分、目安は直径の1.5倍程度です。
ご希望があれば左右幅等を記載した展開図の印刷範囲データをご用意いたしますので、お問い合わせください。
側面に回り込む部分は正面からは見づらくなりますので、大切な文字情報などは表・裏それぞれを容器直径の幅に収めていただくことをおすすめします。

円周印刷と展開図

テーパーのかかった容器について

容器の形状によっては、容器の上部と下部で直径が異なる場合があります。
そういった容器は、デザイン自体のサイズや位置によって円周の数値が変わってきますので、事前に印刷範囲の展開図をご提示することが出来ません。
デザインデータをご入稿いただいた後、校正時にデザインのセンター位置を調整させていただきますので、印刷範囲データ上の容器図とセンターラインに合わせて、表・裏のデザインを配置してください。

テーパーのかかった容器について

角型やオーバル容器のほか、円柱ボトルであっても形状によっては円周印刷が出来ない場合があります。
印刷範囲データ上に「裏と表は別工程」「1面ごとに別工程」の記載がある場合は平面印刷となりますので、指定の幅にデザインを収めていただきますようお願いします。

3.入稿データ作成時の注意点

入稿データを実際に作成する上で、ご注意いただきたい点を簡単に説明します。

主として、ボトル・クリームジャーへの印刷を前提としたご説明となります。
チューブやコンパクト等への広範囲の印刷、ラベルやシュリンク、パウチ等への印刷には別の印刷方法を用いる場合があり、説明に当てはまらないことがありますので、別途担当営業にご確認ください。

注意点1・パス形式

デザインはすべてAdobe Illustrator上で編集可能なパスデータとして作成・保存してください。
一部の印刷方法を除いて、画像データは使用出来ません。
写真や、Photoshop等の画像編集ソフトで作成された画像をAdobe Illustratorデータ上にそのまま配置するのは避けてください。
単色のイラストやロゴなどは、パスデータに変換してからご入稿ください。

注意点2:アピアランス・効果による装飾

デザインは実際に印刷したい形状のパスで作成し、単色の塗り・線のみの状態にしてください。
変形などの効果を使用される場合は、入稿する前に『アピアランスの分割』を行ってください。
また、印刷のツヤや立体感を表現するためにドロップシャドウ等のアピアランスや効果、グラデーションを使用されるのは、実際のデザインの形状がわかり辛くなりますので、避けてください。
イメージ図だけではなく、版下データでのご入稿をお願いします。

イメージ図と版下データ

注意点3:デザインの色分け

多色印刷の場合は、刷色ごとに印刷版を作成し、順番に印刷します。
デザインデータも、どの部分をどの版で印刷するかがわかるよう、刷色ごとにわかりやすく色分け・レイヤー分けをお願いします。
実際の印刷色と同じ色で表示する必要はありません。

注意点4:濃淡

1版のデザインの中でインク色に濃淡をつけることは出来ません。
同系色の色合いであっても、薄い色、濃い色など複数のパターンを指定したい場合は、別色・別版となります。

濃淡の表現について

網点処理について

インク自体に濃淡をつけることはできませんが、別のアプローチとして、濃度の薄い部分を小さいドット・濃い部分を大きなドットに変換して擬似的に濃淡を表現する『網点処理』という方法があります。
こちらの方法であれば1版の中で濃淡を表現することが出来ますが、細かいデザインや文字を再現するには不向きですので、まずは営業担当にご相談ください。

注意点5:不要パス・レイヤーの削除

下書きや参考案、別案などの決定稿以外のデザインや、塗りつぶしの下に隠れたパス、空のパスなど、不要な部分は出来るだけ削除してからご入稿ください。
また、不要なレイヤーは、非表示にするのではなく削除をお願いします。
印刷すべきデザインがわかりやすいようにしていただきたいという意図ですので、容器図や印刷範囲・品名などの情報・色指定・詳細や特記事項の説明など、印刷デザイン以外でも記載が必要と思われる内容については残していただいて問題ありません。

4.文字のアウトライン化

文字化けやレイアウト崩れをふせぐため、文字部分はすべてアウトラインをかけてからご入稿ください。
※扇形印刷の場合はアウトライン前のデータ・後のデータの両方をご提出ください

文字のアウトライン化

アウトライン化の手順

①非表示になっているレイヤーやパスがないか確認する
②すべてのレイヤーのロックを外す
③メニューバーの「オブジェクト」から「すべてをロック解除」
④メニューバーの「選択」から「すべてを選択」
※Windowsの場合は「Ctrl+A」、Macの場合は「command+A」
⑤メニューバーの「書式」から「アウトラインを作成」

アウトラインをかけると、文字情報を編集することが出来なくなります。
修正が必要になったときのために、念の為アウトライン前のデータもバックアップしておくことをおすすめします。

5.提出の前に

データが完成したら、ご入稿の前に、下記項目を満たしているかを再度ご確認ください。

□ Adobe Illustrator形式のaiデータと、確認用pdfデータの2つが揃っている
□ デザインが印刷範囲内に収まっている
□ 画像データを使用していない
□ 印刷色ごとにわかりやすく色分けされている
□ アピアランス・効果・グラデーションを使用していない
□ 不要なレイヤーやパスが残っていない
□ 文字部分にはアウトラインがかかっている

ご入稿いただいたデータは弊社担当者確認のうえ、加工先にて再度再現性を確認いたします。
調整が必要な箇所がある場合は弊社営業担当からご案内をさせていただきますので、校了まではデザインデータは編集可能な状態で保管くださいますようお願いいたします。