ECO PROJECT

エコプロジェクト

バイオマスプラスチック
2024年12月18日




バイオマスプラスチックとは


従来の石油資源を原料とするプラスチックに代わる、環境負荷の低いカーボンニュートラルな植物由来(バイオマス)プラスチックです。主な原料は、サトウキビやトウモロコシなどの植物になります。
「Bio-PE」「Bio-PET」は従来のPE・PETと同様に使えますます。その元となるバイオエタノールは、主にさとうきびの絞り汁から砂糖を精製した後に残るモラセス(廃糖蜜)を発酵させて作られたもの。廃糖蜜から製造されるので、食物(砂糖)生産を犠牲にせず、食物競合となりません。


※ 従来の金型・成形機で成形できます。
※ 必ず試作にてご確認ください。



「カーボンニュートラル」とは


説明文

 

植物由来のものを原料とする樹脂は、植物が成長過程にCO 2 (温室効果ガス)を吸収するため、廃棄時に焼却した場合も理論上CO 2を増やすことにはならない、とする環境に優しいとする考え方です。 

 

 

製造工程


Bio-PE・Bio-PET


       BPマーク   

    Bio-PE[ダイレクト PE/インジェクション PE/エクストリュージョン(押出) PE/コンプレッション PE]・Bio-PET *[インブロPET]ともにJBPA(日本プラスチック協会)のBP(バイオマスプラ)マークを取得している原料です。
    BPマークの取得には、製品中にバイオマスプラスチック度が重量比25%以上であることが必要です。

    インジェクションPETを除く
    BPマークを使用の際は登録番号の記載が必要です。




     Bio-PP 


       バイオマスマーク   

    バイオマスマークとは、生物由来の資源(バイオマス)を10%以上使用し、品質や安全性が関連法規や基準に適合していることを示す環境ラベルです。10.52%添加し成形することで、バイオマス度10%の製品になります。一般社団法人日本有機資源協会が運営しており、地球温暖化の原因となる二酸化炭素の排出抑制に貢献する「カーボンニュートラル」な商品であることを証明します。

     

     

    対応する材質と成形方法 

    Bio-PE(バイオポリエチレン)

    ダイレクト/インジェクション/エクストリュージョン(押出)/コンプレッション

    バイオマス由来96%

    Bio-PET(バイオマステレフタレート)

    インブロ

    CO2 28.2%削減 ※2    バイオマス由来30%

     

    インジェクション

    CO2 17.4%削減 ※1    バイオマス由来25~31%

    ※1   ペレット製造工程を評価
    ※2  粗原料の調達からペレットを製造し、日本への輸入までのCO2排出量を評価

     

    Bio-PP(バイオポリプロピレン)

    インジェクション

    CO2 削減

    ※ 従来の金型・成形機で成形出来ます。
    ※ 従来とはグレードが変わりますので必ず試作にてご確認ください。


    バイオマスプラスチックの導入やサンプルのご希望がございましたら、ぜひお気軽にお問い合わせくださいませ。